新宿三丁目にあるイタリアンイルラート。2021年オープンで、ゴ・エ・ミヨ2022に掲載。すぐに人気店の仲間入りを果たしています。お店で腕を振るう古井シェフは、オステリア・オリエーラで長年シェフを務め予約困難店に。その後はリストランテ・ペガソでシェフを務め、イルラートをオープン。魚介イタリアンがメインということで、最近肉よりも魚に興味があるので期待しちゃいます。お店は栄寿司本店がある雑居ビルの4階にありますが、扉を開くとワンフロアで開放的で、右手にカウンター、左手にテーブル席があります。オープンキッチンになってるので、カウンター越しに調理がすべて見ることができます。今回は、16,500円のコース(12品)のコースをいただきました。ブリからスタート。かわいいタコさん、デザートのドラえもんなど愛嬌あります。特徴的で美味しかったのが、ミネストローネ。数十種類の野菜を3,4時間煮込むようで、その旨味が詰まっててまろやかな味わいで絶品です。白子も縮ほうれん草と相性良くて美味しい。魚料理は抜群に美味しい魚ではない気がしますが、火入れとソースがそれをカバーするほど。パスタ料理は2種類。だいぶお腹に溜まってきてますが、食感も味も違うパスタでこれがまた美味しい。豆類をふんだんに使いますが、もさもさ感がないので食べれちゃいます。メインの肉料理は、但馬玄。火入れは写真の通り抜群。この幻の肉の柔らかさ、旨味、脂の質どれも超一級。2万円以下のコースで頂いていいのでしょうか?^^付け合せのラディッキオはチコリーの一種。正式名称はなんと、ラディッキオ・ロッソ・ディ・トレビーゾ・タルディーボ。長い!シャキッとした食感で、肉との相性がいいですね。デザートはミルクジェラートといちご。いちごソースの甘味と酸味がジェラートの甘さを包んでとても美味しいです。あとに香ってくるピスタチオがアクセントになってます。そして最後は、シュークリームとプリン。ドラえもんプレートで出てくる感じは、子どもに戻ったような感覚で楽しいです。最後は茶菓子とハーブティーをいただきました。肩肘張らない雰囲気で、1万円台の価格でこのボリュームと質はなかなかないですね。