麟（リン）

さて、久々の浜松遠征です。 今回のメインイベントは、鰻屋麟。 ６５００円のコースを予約しました。 カウンターの端、焼き台が見える、ベストポジションです。 焼いている途中に、まるで肉屋の筋切りのように、 何度も何度も束ねた串で、鰻の身に穴を開けています。 その後は、水？にくぐらせたり、仕上がる直前に皿を被せて瞬間的に燻したり、独特の工程です。 まずは白焼きが提供、 皮目がパリっとしていて、身はふっくら、全く嫌な癖がない白焼きです。何だこれ。 ブラボー。過去最高の白焼きです。 そして、鰻の説明 この日は浜名湖の養殖２年もの 店主の顔はいかついのですが、話し方はとっても穏やかで、それでいて凛とした感じです。 店内外隅々まで、気配りしていて、空間を完全に支配しています。 続いて、鰻重。 塩のみで味付けした、肝吸いと胡瓜を箸休めに うなぎは捌きたて、 薄味のタレで、完璧な仕上がり。 うなぎの美味しさがダイレクトに伝わります。 めちゃくちゃ美味しいです。 悶絶する美味しさの、 完全に昇華した鰻重でした。ブラボー。 １１時半スタートで客は６名プラスおこちゃま１名でしたが席には余裕があるのに、なんでかな？と思っていたら 焼き台の大きさから一度に焼けるのは６名分のみなのです。 なので１日限定１８食のみです。 鰻料理の概念が変わりました。 ごちそうさまでした。