甲殻類と私 すがの

銀座で贅沢ご褒美ランチ♥ 個室もあるけれど、大将の前でいただける特等席のカウンターで。 カウンターの奥の絵は季節のもので、なんとお客様がお持ち下さるんだそう。 蒸し暑い日で、山椒のビールで乾杯。 お料理は、お席にお品書きが。なんと、大将の手書き。 和食の料理人で書道がお得意、素敵すぎます。 メニューは書きながら考えて下さるそうなのでそれも嬉しい。 先付 蕪煮 菊花 蕪を丁寧に鰹出汁で煮、季節の菊花の餡は海老出汁であわせた上品な一品でスタート。 煮物 真魚鰹 茄子 香彩 真魚鰹は焼き茄子、葱や生姜をあわせたお吸い物は脂の乗った真魚鰹と焼き茄子をさっぱりといただく。 割鱗 牡丹海老 針烏賊 丁寧に包丁を入れたお刺身は口の中で溶けるよう。牡丹えびはたまごまで美味しい。 液体塩は昆布などを合わせ日本酒のみでつくった特製のもので、優しい味わい。お魚の甘みが増す。 凌物 丹波蒸 銀餡 栗の茶碗蒸し。銀餡や素揚げの栗、中にも栗、と姿を変えた栗が食感も様々にゴロゴロとたくさん！ 焼物 寒鰆 幽庵焼 産卵を終え関西から東京に上がってきた寒鰆は船上での活き締め、ふんわり身が厚くパサつきがない。骨ごと焼き、ふっくらのまま。 追い振り柚子で香りもいい。 新潟の荷札酒(かもにしき) 生原酒でいただく純米大吟醸。 選べるお猪口がおしゃれ。 強肴 子持ち鮎 銀杏 水前寺海苔を絡めていただく天竜川の子持ち鮎は上新粉をつけてカラッと。銀杏もふっくら！プチプチ感がたまらない。 口直 無花果 青紫 佐賀県産のイチジクの揚げ出し風。青紫蘇香る他では食べられないアレンジが素晴らしい。 御飯 舞茸 零余子 鰹出汁で炊いたご飯に胡麻油で香り付け、薄口醤油で上品に整えた混ぜご飯。 添えるのは秋茄子、秋茗荷、天然のクレソンや生の落花生を使った福神漬け。 食感や香りも旬をふんだんに感じられる。 キノコで発疹が出る事があるので、舞茸部分を除いて下さいました。 ご配慮で佃煮やお雑魚をいただきました。 お椀はお麩入の赤出汁。 甘味 生胡麻豆腐みたらし なんと、すがの大将みずから、目の前でつくる生胡麻豆腐！添えられているのは次郎柿。 もう、最初から最後まで最高でした。 大将はお子さんもお好きだとの事、予約状況を見て個室でのお子さん連れのお祝いも受けていただけたりするそうです。 ご馳走様でした。