翼果楼（よかろう）

焼き鯖そうめん 焼き鯖は甘露煮になっており、骨まで柔らかく鯖独特の臭みは全くしない。 甘めの汁で煮た 汁無しそうめん の味も濃いめで、ご飯のおかずとして食べるものだそうです。 焼き鯖やそうめんをオン ザ ライスで食べると、それはもう至福の美味しさ。美味しい焼きそば素麺。 マグロのフレークの缶詰風の味。魚の食感が違うから，フレークで代用というわけにはいきまへん。 どっしりした鯖は，骨まで軟らか。 奈良の三輪素麺であっさりお上品な味もいいけれど，ずっしりどかーんの鯖素麺もなかなかなもの。 近江のご当地食べ物とのコラボセットもいい感じ。 焼き鯖寿司のセットがお気に入り。 お腹がふくれたら，曳き山観ながら腹ごなし，ヤンマーミュージアムまで行けば，いい運動になりそう。近江国でも湖北長浜のあたりは越前の影響が顕著です。浄土真宗の寺院が多く、鯖食の文化が根付いています。東本願寺の長浜別院である大通寺の門前には往時の賑わいを忍ばせる建物がいまも軒を連ねていて、名物の鯖そうめんを出すお店も何軒かあります。鯖そうめんは出汁で甘辛く煮付けた焼き鯖を、その出汁でゆがいたそうめんにそえていただく郷土料理です。ここ翼果楼は鯖そうめんを出すお店のうちでもとりわけ有名で、建物と調度は趣深く、料理も上々です。お値段のほうはまあ、観光地価格ではあるものの納得価格です。一〇時三〇分の開店からほどなくして満席になったのもうなずけます。近江牛も鮒ずしも赤こんにゃくも滋賀であればどこでもいただけるものなので、せっかく長浜まで来たなら一度はここの鯖そうめんを賞味されるのをお勧めします。