3274

三重県津市最西端の山間部、奈良県との県境に位置する森林に囲まれた自然がとても豊かな美杉町、そこの山の麓の小さな集落にある完全予約制、一日一組限定のレストラン「3274」です、平日のランチで利用してみました。お店は田舎らしい素朴な感じの建物ですが店内はすごく洗練されたオシャレな雰囲気ですね、テーブル２卓でMAXでも４名までということです。 料理はジビエのコース料理で２５０００円、ドリンクは果物やハーブ、茶葉などから抽出したノンアルコールのペアリングドリンクをいただきました。 コチラのお店で提供する料理は自然豊かなこの場所に自然にある季節の食材や旬の生命を中心に構成しているということでコースの内容はその日そこに有るものにより変わってきます。この日はプロローグにはじまり、鯉・猪足・フォアグラ・トリュフ、鰻、蛙、真鴨・大根、鮎、あなぐま、茸・米、猪、夏鹿、玉葱、太陽、小菓子という構成でした。 まずはプロローグとして真鴨の生ハム、猪の頬肉のもなか、卵かけご飯の３品が登場、イノシシの頭蓋骨や大きな切り株に乗せて出してくれるなどそれぞれの料理の提供時の演出にもすごく凝っていますね。特に卵かけご飯はマカロンの皮でサンドされていてその脇にはほうれん草で作ったカエルがちょこんと鎮座しているなど遊び心もあってイイですね。 その後も見た目にも美しく美味しい料理が続きますが文字数制限もあるのでいくつかピックアップして感想を書かせてもらうと、まずは鰻の茶碗蒸し、普通の和食の茶碗蒸しのようなあっさりしたお出汁と違いこの茶碗蒸しはイノシシの出汁、ガツンとした肉の旨みが感じられる濃厚なお出汁です。底には肉厚の鰻がぎっしり詰まっていて、このうなぎの力強い味にイノシシのダシは合いますね、ほのかな香る金木犀の香りもイイ感じです。 鮎の春巻きはパリッとした皮の食感にふっくらした鮎の身、繊細な味わいとともにほろ苦いオトナな味わいが楽しめます。土台になっている優しいヨーグルトも良く合いますね。 なかなかに辺鄙な場所ではありますが、それだけにココでしか味わうことのできない料理など貴重な経験することができました、ごちそうさまでした。 #コース#ジビエ料理#レストラン#ランチ#美味しい#グルメ#三重グルメ#三重#肉