つけ麺 道

［最寄駅］ 亀有駅北口→徒歩3分程度 暖簾の前には6名の列、そして名物の“完全4名入れ替え制”が静かに運営されている。 その光景だけで「ここは麺の神社なのか」と思わず背筋が伸びる。 週末15時訪問でこの賑わいはさすがの人気店。 店内はカウンターのみ、厨房との距離が近く、湯気と香りがダイレクトに届く臨場感。 卓上の調味料、そして独自ルール丁寧にまとめられた掲示物にも店の真面目さがにじむ。 ［本日のオーダー］※価格は全て税込表記 ◉特製つけ麺　　¥2,000- ▶︎▶︎▶︎ まず麺。 艶やかなコシの強い太麺が、つけ麺道の“主役”として堂々と鎮座。持ち上げれば重量感があり、啜れば小麦の香りがふわりと広がる。つけ汁は豚骨魚介ながら重すぎず、旨味の密度だけを抽出したような品のよさ。麺を沈めた瞬間の絡みつき方がまるで高級カーディガンの毛足みたいに滑らかで心地よい。 特製のトッピングも圧巻。 低温調理のチャーシューは赤身の瑞々しさがしっかり残り、塩チャーシューはふんわりとした甘み。炙りの鳥つくねは香ばしさが抜け目ないアクセントに。味玉は割った瞬間に“とろり”と黄身が揺れ、メンマはシャクッとした歯ざわり。ひと皿の中にドラマが詰まっている。 さらに嬉しいのが、青唐辛子入りのネギダレ。 これが実に万能で、麺に絡めても良し、スープに溶かして辛味の輪郭を変えても良し。味変のタイミングを自分でデザインできるのが楽しい。 そして最後のスープ割。 スタッフさんがその都度作ってくれるスタイルで、ネギを少し追加してくれる。その心遣いがたまらなく嬉しい。「自分でポットから注ぐタイプとは別次元」と感じるほどまろやかで、締めの一杯にふさわしい完成度。 行列も、入れ替え制も、全てはこの一杯のための“通過儀礼”。 やはりつけ麺道は名店の名店。 ご馳走様でした！ ぷはぁ〜。 #aumoグルメ