「そば処砂武縞」_つくば市@2024/03_春分この日は水戸市に向かうために、昼蕎麦を「にのまえ」さんか、「そばの実」さんか、「みかわ」さんにしようか悩みつつハンドルを握るも・・・・・東京外環自動車道がまさかの大渋滞(驚)なんと大泉JCTから三郷JCTまで90分、もはや水戸市での昼蕎麦を諦めずを得ません(泪)Googleアシスタントナビに質問しまくり・・・つくば市の営業時間内のそば屋を探させたところ「砂武縞」さんなるそば処があるとの回答。大きな駐車場と店舗兼ご自宅の立派な店構えの入り口には唐紅の暖簾がひらりと粋な風情で揺らめいたいます。テーブル席に着かせてもらい女将さんに開口一番、屋号の「砂武縞」の読み方を訊ねれれば「さぶしま」とのこと。う~む、なるほどと感心し、意味を聞き忘れました(笑)店屋の案内と品書きを拝見。蕎麦切りは常陸太田市は水府産常陸秋そばの十割蕎麦、とろろは茨城県笠間市の特産品である笠間自然薯研究会の自然薯(じねんじょ)とのこと。泣けてくるぐらいの茨城愛ですね。「とろろせいろ(1,200円)」と「天ぷら盛合せ(1,200円)」をお願いし10分ほどで配膳されます。微かに星散る中細打ちの麺線は、十割にありがちな端切れなく水切り良い瀟洒な盛姿。生で手繰れば心地よい弾力の歯あたりにして解れ、淡いながらも蕎麦の香りが鼻腔を抜ける嬉しさ。もり汁を軽くふくめば、節の香と旨味、一切の角を感じさせない返しは抑制のきいた甘さと円やかな醤油の香がバランスよく保たれた熟成された味わいです。蕎麦八本を直っともり汁に浸けて手繰れば、軽いと感じた蕎麦の風味が倍増するかのように十割蕎麦を演出します(美味)「とろろ」といっても自然薯の擦りっぱなしで出汁で伸ばしていないもので、箸で持ち上げてみるとほぼ餅状態です。そば汁と鮮度の良い山葵でつまんでみれば、やはり餅!凄い粘りです(笑)「天ぷら盛合せ」は、大ぶりの海老天2本、しし唐2本、舞茸2個、かぼちゃ、大葉、なす、とろろの海苔包とコスパ良し。つくば市の蕎麦屋で”食〇〇グ”の上位には検索さされませんが、人知れず隠れた名店ではないかと。2024/03/21_春分_雀始巣(すずめはじめてすくう)茨城県つくば市柴崎771-1